限界まで疲れきってしまったとき、倒れる寸前まで走ったとき、どのようになるでしょうか?


坂道を走っていたとき、さすがにもう限界かと感じる中で、それでも足を前に踏み込んでいこうという気持ちを忘れないとき、そこに奇跡のような状態が起こるのです。


そのまま倒れこむのではなく、再び足が軽くなり、体も楽になり、また全速で走ることができるようになるのです。


同時に涙がとめどなくあふれ、神様を賛美する心があふれてきたのです。

そのようなことを私は経験できたことを幸せに思うのです。


私たちは肉体があるがゆえに眠らなくてはなりませんし、食べなければ生きていけません。


でも、精神によってまず、この肉体をコントロールできる、肉体を屈服させることのできる人間にならなくてはなりません。


文先生も「天宙主管の前に自己主管せよ!」と語られました。

そのために断食をしたり、水行をしたり、して宗教者はこの肉体に入ってくる悪なる思いを断ち切るために努力するのです。


もう一つ大切なことはその苦労する中で、心がどのような状態にあるかということがとても重要なのです。


大変な苦労をしながら、「嫌だな、疲れたな、帰りたいな」と思いながらやるのか、「神様大丈夫です。がんばります、感謝です」と思いながらいくのとではどちらが良いでしょうか?


人生を成功する人や、アスリートで金メダルをとるような人たちは必ず後者の気持ちで歩んでいるというのです。


また、心の中で思うだけではやはり不十分なのです。

心の内側を具体的に行動として表していくことによってそれが具現化していくのです。


統一教会で父母様に向かって敬拝するのも、自らが謙遜になり、神様、父母様、先祖と霊界、全人類(兄弟姉妹)、万物に感謝する気持ちを表すための行動ですから、感謝して敬拝しなければなりません。


そして具体的に友達や多くの人を思いやる、「ために生きる」生活をすることによってより深い愛の心情を復帰することができるようになるのです。