樺太といいますと、日本人にとってはとても複雑な思いになる場所ですよね。
頭の中にはつい「やしのみ」の歌が浮かんできますし、電信局の女性たちの
必死の声が聞こえてくるようで、つい涙がこぼれてきます。
沖縄と並んでとてもつらい場所ですが、
その苦しい場所に愛の架け橋ならぬ「トンネル」を掘ることは、
将来の国際ハイウエーにとっても重要なポイントです。
そればかりでなく、そのトンネルを皮切りに、北方四島をうまく返還してもらうように、
交渉のネタにもできると思います。
また、日本にとっても経済復興にもなるし、もし、可能であれば、
化石燃料も、タンカーではなく、ロシアからパイプラインを引いてもらえば、
双方の利益にもなります。
苦しい北海道の財政状態もきっと潤うことになるでしょう。
北海道の利益は本州にも伝播し、
日韓トンネルによって利益は東へ伝播し、
日本全体の復興につながるかもしれません。
両政府の思い切った決断と、
両国の信頼関係の強化を心より願うばかりです。