お盆には
たくさんの方が息子に会いに来てくれました。



うれしい、ありがたい



でも、それは息子のいない現実と
向き合うことでもありました。




同級生とは
懐かしい思い出を話しながら
笑い合うことができました。


でも、お母さんたちは
悪気なく
息子の愚痴に花が咲きます。


私からしたら
どんな状態でもいい
生きてくれていたら…



そばにいると
あれこれ気になって
きっと同じように
愚痴っていただろうけど
私には愚痴る息子はいない…


その現実と向き合いながら
過ごしました。





小学校時代の監督も来てくれました。
息子に一冊の本を持って。




脳腫瘍で亡くなった佐々木諒平さん。
サッカーが好きでたまらなかったそうです。
(24時間テレビで山田涼介くん主演で
ドラマ化されました)

その姿が息子と重なるそうです。


監督が言ってくれました。
「Kはいつでも全力やったな
短い人生やったからかな…」

頑張らせすぎたんじゃないかという私に
「本人は頑張りたかったんだと思う」



そうか…
後悔していた心が
少し救われました。


そして
「サッカーができることは当たり前ではない」

まだ、受け入れることはできないけど
Kの思いを伝えていきたい


と言ってくださいました。


いただいた本を
一気に読みました。

息子と重なる
サッカーへの熱い想い。
「絶対に治る」
「もう一度サッカーをする」
と諦めずに
病気と向き合った姿。


監督に感謝です。

監督がいつも話題にする息子の話。

おそらく5年生くらいの時
試合中雨が降り、ドロドロになりました。
他の子は保護者が来ている子がほとんどでしたが
私も主人も仕事で行けませんでした。
誰かから携帯を借りて
家にいる姉に電話

「あ、S子?(姉のこと。呼び捨てでした)
風呂沸かしとって!」

監督は
「奥さんか⁉️」
と大笑い。
その後何かのたびにその話題になりました。
通夜の時も、その話題で笑いました。


監督、ありがとうございました❤️