京都に居る時間も少なくなってきましたが、できるだけ見られるものは見ようということで、今日は、修学院離宮に初めて行ってきました。

事前の予約などが面倒だったのですが、

こういう時ですから、頑張って申し込んだら通りました。

まるで、遠足前日のような小学生みたいでした。だから、のんびり者の私が、参観30分前には修学院離宮に着いていました。

自分でもびっくり。

やればできるのだ！？

2時間おきに、参観者を集めて案内しているのでしょうが、参観者は13人でした。参観時間は、70分と言ってましたが、終わってみたら、本当に70分でした。さすがは、お役所！

いかんせん、そそくさと案内人に連れて行かれ、後方からは皇宮警察官が追いたてるわけですから。

ま、それでも、見させていただくだけで感謝しないと。

離宮は、とても広大で、3ブロックに分かれていて、そのブロックは、両側に松が植えられている並木が連なっています。

その松も、巨大になりすぎないように剪定されていて盆栽みたいな感じです。

でかくなった松は伐られて、若木が植えられといった、本当に粋を凝らしたものです。その松並木からの風情を保つため周囲を買い取って田畑にしているとか。そして、契約農家が耕しているとか。

この離宮を作った後水尾上皇は、そこを耕す農民とも親しく話したとか。

そして、上の茶屋にある広大な池も見られました。このように、高いところに眺望の良い庭園があるとは！

本当に、最上の離宮でした。

これで、いつ死んでもいいみたいな、

(笑)

満足感でした。

離宮を出ると、

ぼーとしてしまいました。

後水尾上皇が、宝物のように好まれたはずです。実際、上皇は何度もここに訪ねられたが、

泊まることはなかったとか。

日常と非日常を切り離し、日本文化を昇華して純粋な存在に保つため、日常を持ち込ないようにしたからではないか。

この後、周囲を観光して回りました。

特に、詩仙堂は紅葉が終わり、すっかり落ち着き、私以外はいません。

高貴な人間になった気分で独占を楽しみました。

究極の景色