紅葉もだいぶ、落ち着いてきたので、先日、

京都の紅葉の名所、東福寺に行ってきました。

行くついでに、東福寺の南門を改めて見たかったのもあります。この門は六波羅門といい、鎌倉時代の六波羅探題という役所の門だったという話しがあるのを知ったので、改めて見たくなったのです。

この門には、説明の看板もなかったので、間違えたかと思いましたが、よく見ると、柱に鉄砲玉の跡のような傷がありました。そのようなものをしげしげ見ていたら、地元の人らしき老人が、それは、矢の跡で、六波羅探題の門で、その前は、平重盛の屋敷の門だったと教えて下さいました。

その他、東福寺には宮中の月下門を移築したものもあるのですが、解説の看板がないので、ほとんどの人は、スルーしてしまいます。ちょっと不親切かも。

この東福寺の境内には、東西を横切る川があります。その川の両岸を中心にもみじがあり、そこに架かる橋が見所になっています。

一番西側の臥雲橋は、生活道路となっていますが、紅葉の時は凄い賑わいになります。

その橋の東側にある通天橋は、入場料が必要な橋で、紅葉の盛りの時は、見ごたえがありますが、ほとんど散っているので、もういいかな。と思い、今回は行きませんでした。

けど、

あまり知られていないことですが、さらに東側に小さな橋がひっそりと奥にあります。偃月橋といいます。この橋の先にある塔頭は非公開なので来る人はまばらです。しかも、紅葉が残っていて見事でした。

のんびりと、

残っている紅葉、

散っている紅葉、

川に浸かっている紅葉を眺めてみました。

その後、

天皇家の菩提寺という、御寺の泉涌寺方向へ。

泉涌寺自体は、以前見たので目標ではなく、

その近くにある今熊野観音寺です。

まだ、紅葉が残っていて、綺麗でした。

さらに、その近くにある来迎院へ。

そこのお庭を拝観させていただきました。

ここも穴場で

私以外誰も来ません。

残り少ない紅葉を求めて観光客も

あちこちに、そこそこいるのですが、

ここまでは、来ません。

本当に、ぼーっとした時間を過ごせました。

しかも、ここの庭には、非常にいわれのある

石灯籠や石塔がありました。

さらに、

ここのお茶室は、大石内蔵助いわれのものだとか。このお寺は、内蔵助の大叔父の進藤孫四郎という人ゆかりの寺なそうです。

この人の縁で、山科に内蔵助は仮住まいし、

この寺の雰囲気が気に入って、出入りしていたとか。ただし、この進藤孫四郎は討ち入りにはなぜか参加していない。

いろいろと謎はありますが、

自分の死に場所を決めた男にとって、

この雰囲気は、彼の気持ちを癒したのは確かではないか。

この寺を出て、麓の商店街に出ると、

ハンバーガー店がありました。

車で何度も通過していて、

前々から気になっていた店でした。

けど、バーガー1個が1000円以上。

バーガーに1000円を払うのか？

と迷いましたが、

それと、

16時近くに、これを食べたら、

夕食が中途半端になってしまうので。

ビールが飲めなくなるだろうなぁ。

でも、今回入らなかったら、

食べる機会は、もうないかもしれない。

などと迷っていると、

大学生らしき若者が友達と気軽に入っていくのを見て、

なんやら、迷っているのが馬鹿らしくなり、

入店しました。

カラシバーガーを注文しました。

どこから食べたらいいのか、迷いましたが、

かぶりついてみると、

じゅわ～と肉汁が口の中に広がった。

おぉ！ウシだ！！(゜ロ゜ノ)ノ

しかも、

具がたくさんだが、

見事に牛肉を引き立てる脇役に徹している。

私が食べるバーガーといえば、

マ○ドか、

コンビニのバーガーでした。

けど、

どうやら、本当のハンバーガーを知らなかったようだ。

いろいろと発見の初冬