卒業式も終わり、僕と君は思い出の教室にいた。
「もう会えなくなるね」と君はくちびるを
ふるわせていた。
僕は少し淋しくなって 窓の外を見つめていた。
窓から暖かい春の日差しが差し込んで来ている。
卒業しても、また会えるよね。 僕はそう言いながら
君の方に近づいていた。君の瞳に涙が溢れていた。
僕は何も言えなくなってしまった。それから、君と僕はさよならも言わずに別れてしまった。
卒業して何年たっただろう...今君はどこにいるのだろう...