「なにそれ?だっさ」
「!?」
レオは一瞬で顔が真っ赤になった
玲奈はレオの部屋の入り口に立ってレオを見ていた
レオ「い・・・居たのかよ!!」
玲奈「居ちゃ悪い訳?さっきから夕飯だって呼んでるのに来ないから呼びに来てあげたんじゃないの」
レオ『かわいくね~妹だ・・・』
レオ「はいはい!ありがとな!!」
レオは恥ずかしさを紛らわすためにもさっさとリビングに行くことにした
玲菜「・・・・おにぃちゃん・・・どうして・・・?」
玲菜はレオとすれ違う時に呟いた
レオ「んっ?何か言ったか??」
レオは本当に聞き取れず聞き返した
玲奈は俯きぎみに肩を震わせていた
レオ「どうした?体調でも悪いのか?」
レオと玲菜は仲が悪そうに見えるが
実はレオは結構なシスコンである
といっても自分の妹を可愛いと思ってもないし
自分の妹を溺愛してる訳でもない
でも玲菜が病気の時は親よりも心配して寝ずに看病してしまうし、
玲菜が凹んでいるときは誰よりも先に気付くし、
今も玲菜に悪い虫(彼氏)が出来ないか心配しているのも事実である
レオ「どうしたんだ?おにいちゃんが話きいてやるぞ(*^▽^*)」
レオは頼られている気分がして心地よかった
玲菜「おにいちゃんはなんでさぁ・・・」
レオ「うん」
レオは相槌をうった
玲菜「なんで・・・・・」
玲菜は何かを言おうとしたがそれを止め首を振った
玲菜「なんでもない!行こ!ご飯冷めちゃう!!」
玲菜はそういうとレオの手を引っ張ってリビングに駆け下りていった
レオ『何言おうとしてたんだろ・・・・?』
レオは気になりながらも、玲菜が引っ張るがままにリビングへ向かった