fxのマージンコールとは、取引に必要な保証金金額が、業者が取り決めた割合いを下回った際に、出される警告のことです。


つまりこのまま相場が下がると証拠金の▲%を割り込んでいますという警告です。


マージンコールの基準やそのときの処置は、fx業者によって違っています。 また、マージンコール自体を採用していないfx業者もあります。


マージンコールが発生した場合には、翌銀行営業日までに維持率を回復するだけの金額を入金するか、これ以上損失がでないようにこの場で決済してしまうのかを選ぶのが一般的です。


更に証拠金を大きく割り込んでしまうとfxでは、証拠金を追加するかという選択肢はなくなり、強制的に決済をしてしまうことがあります。


これを「強制ロスカット」といって、損失が膨らんで証拠金からマイナスになってしまうことから投資者を守るしくみが出来ています。


fxのマージンコール、強制ロスカットの基準は、レバレッジの設定と深い関係があるということです。 あるfx業者の例では、リスク管理を助ける目的で、マージンコール制度を設けています。


fx投資者の口座に対して、30分おきに時価評価(値洗い)を行なっているようです。 このうち、毎営業日午後3時時点の評価損の合計金額が、fx投資者が預けられている資産の半分の額を上回っていた場合(=口座の維持率が50%を下回っている場合)には、その資産の担保力がいちじるしく低下していると判断し、fx投資者に対して警告のメールを送信するそうです。これがマージンコールと呼ばれるものです。

fxの通貨ペアとは、売買する2国通貨の組み合わせを言います。


fxでは円と外貨以外に外貨同士の組み合わせもあります。


たとえば、USD/CHFの取引をした場合で、プラス収支でポジションを閉じるとします、この時はCHF/JPYの円相場によって最終的に受け取れる円の額が変わってくるのです。


fx業者の中には数種類~数百種類の通貨ペアを取扱っているところも有りますが、実際に外為fxトレードを行なう通貨ペアは数種類になると思います。


また、発展途上国などの比較的流通量の少ない通貨ペアは政治的混乱や自然災害などが発生した場合、カントリーリスクや価格変動リスクが非常に高くなりますのでfxでは危険性があると思います。


fxで利益を出す方法は売買による差益とスワップポイントの蓄積と言われています。


どちらもおろそかにすることはできませんが、通貨ペアによってどちらを優先して狙うべきかは変わってきます。

fxで売買による差益で利益をだすにはユーロドル,ドル円,ポンドドル,ドルスイスなど、ドルを絡めた通貨ペアで取引をするのが最近の傾向と思います。


fxでスワップポイントの蓄積で利益をだすにはスワップポイントを通貨間の金利差が大きくなるような組み合わせを考えることです。


例えば豪ドル円,ニュージーランドドル円,ポンド円といった通貨ペアになります。


日本円以外でもスイスフランも低金利ですのでスイス絡みの組み合わせ通貨ペアも考えられるところです。



fxではレバレッジという言葉がよく使われます。


これは日本語に直訳すると「てこ」という意味ですがfxでは元本に対する投機的取引金額の倍率を表わす言葉としてレバレッジと言います。


fxでは、最初にfx業者に証拠金(保証金)を渡し、それを元手に、何倍もの価値のある通貨を買うという投資をします。


この取引金額と証拠金(保証金)の割合(倍数)をレバレッジと呼びます。


fxは、外貨預金や外貨MMFなどその他の外貨建て金融商品とは違って、実際に取引する金額よりもずっと少ない投下資金(保証金)だけで売買をすることができます。


また、このような取引のことをfxではレバレッジの効いた取引と表現することがよくあります。


fxと、その他の外貨建て金融商品との最も大きな違いは、このレバレッジの大小にあるのです。


fxでレバレッジが高いと、利益や損失も大きくなるのでレバレッジを調節することで、リスクやリターンをコントロールすることがfxでは重要となります。


外貨預金では、レバレッジ1倍の取引ができる「外貨預金型注文」があります。外貨預金をされている方で手数料コストの削減をお考えの方にはこちらもお勧めです。


レバレッジの利いた取引では、取引保証金(元手)に対し大きな金額を運用することになるので、レバレッジが高いほど、小さなマーケットの動きであっても口座の資産価値は大きく変動することになりますので注意が必要です。