私は自分の転職活動に絶望感を感じていました。

「あれだけ選考で落ちまくるんだから、そろそろ自分の能力の無さに気づくべきだ」

そう思うようになっていました。

ですから、一時は本当に、先に内定をもらった会社に行こうと決めていました。
(実際、私にはもったいないくらい、「クリエイター」といった感じの、本当にいい会社でした)


それでも、

内定をもらっても、

専門学校からいただいた、希望の求人に応募せずにはいられませんでした。

やはり、自分のどっかで、思っていたのです。

「まだ、どこかがあるはず」と。

そして、あきらめきれなかったのです。

自分の今までの努力によって、成し遂げようとしてた夢を。

占い師に言われた、「大きな流れに流されなさい」という言葉が、
常々頭をよぎりました。

あれは、どういう意味なんだろう??

そして、もう自分の夢と、諸々の現実的な条件が一致しないのならば、
あきらめようとしていた矢先、

私はとある会社の面接を受けました。

そこの会社は事前に書類は通過していて、作品も高評価でした。

お給料と待遇は…もうひとつの内定に比べれば、涙が出そうなくらい、低かったです。

「面接でなんとか交渉してみよう、それでだめなら、もうあの会社に決めて、
新しい自分で頑張ろう」

そう思って、私はいざ面接に向かいました。