会社でよくこんなことはありませんか?
転勤してきた人が半年経つと・・・
「なんか第一印象と違うなー。
もっと性格が良いと思った!」
または、
「あの人、やり手かと思ったけど・・・」
とか。
また、
付き合い始めた恋人だとしたら、
数か月経った後に、
「あんな人とは思わなかった!」とか、
とかく人は初め、自分を良く見せよう、
いい人間でいようとして、
なかなか「素」の自分を出さないもの
ですが、
時間が経つにつれて、
それがだんだん露になっていって、
自分の本性が明らかになってしまう、
そんなことって良くある話です。
ただ、逆に最初から全てを知ってもらおうと
さらけ出す人も中にはいます。
「いやー実は俺って結構太っている
んだよねー」とか、
「おれ、実は臆病者なんだ!」とか。
・・・こう言うと、
一見嫌われそうですが、
実際はそうでもないようです。
正直な人、飾らない人、まじめな人・・・・
どうせバレてしまうのなら最初に言って
おこうとすると、
意外と好印象に取られる場合も多いかも
しれません。
実は、このような
一方の面しか見せないことを「片面提示」
両方の面を見せることを「両面提示」と
心理学の世界では呼ぶそうです。
片面提示というと、
もちろんいい面だけを見せるのが普通で、
最初はこちらを使う方が多いと思いますが、
時と場合によっては、
最初から両面提示ををしておいた方が
良い場合もありますので、
使い分けするのが一番良いのかも
しれません。
この片面提示、両面提示においては、
セールスマン(営業マン)の世界で
良く使われます。
「〇〇という商品は、処理速度が大変早く、
機能も沢山付いているのに操作が簡単です。
非常にお薦めの商品ですよ!」
・・・・(片面提示)
「〇〇という商品は、処理速度が大変早く、
機能も沢山付いているのに操作が簡単です。
ただ、これだけ優れているので、
はっきり言って多少お値段は高くなりますが」
・・・・(両面提示)
営業マンは、お客様の雰囲気を見ながら、
片面、両面を使い分けしています。
これは、リアル販売でもネット販売でも
使えそうですね。
あなたが、もし何かリアル、
もしくはWeb上で「販売」に
携わっているのであれば、
必要に応じて、
この「片面提示」と「両面提示」とを
上手に使い分けてください。
より購入者の気持ちを掴めるのでは
ないでしょうか。