いよいよ最終面接。

あらゆる面で自分にとって最高に入りたい会社。

前回と同じく格式ある雰囲気の受付ロビーで呼ばれるのを待った。

全く緊張してない訳では無いが、何だか面接の悟りの境地を開いたのだろうか。

気持ちは落ち着いている。

スポーツ選手なら「万全のコンディション」ってやつだろう。

少し待つと前回と同じ案内の男性がやってきた。

同じ顔だと少しホッとする。

そして前回と同じ部屋に通される。

さて、どんな面接官かな。

まぁ、大企業だからオーラがある方なんだろうな。


すると、それほど時間を置かずにドアが開いた。

直ぐに立ち上がり元気よく挨拶する自分。

面接官は二人。

一人は前回、同席した内の一人で、面接をリードした方。

あれだけ終始、厳しい顔をしていたのに、この方が俺を推してくれたと思うと心から感謝さずにはいられなかった。

先日はありがとうございました、と笑顔で挨拶をした。

さて、今回の面接官の主は白髪混じりの初老といった感じの男性。

年齢のせいもあるのか、前回に比べるとソフトな印象だ。

だが気を抜いてはいけない。

年輩の方は人間性を見ているハズ。

一挙手一投足を。

そして面接開始。

質問自体はオーソドックスな質問ばかりだったが、職務経歴や仕事に対する考え方など、年齢の割にはと言っては失礼だが矢継ぎ早に次から次へと質問が飛んできた。

割れながら驚く程に、全てに於いて迷わずにレスポンス良く答えられた。

恐らく時間あたりの質問量としては過去一番と思われる位の質問量だった。

そして時間はあっと言う間に過ぎ、面接は終了。

なんだか、やり切った感がスゴイな。


そしてビルを出てエージェントに連絡を入れた。

エ 「どうでした?」

私 「私なりには力を出し切り、満点に近いと思います。アピールも行い、質問にもレスポンスよく答えました。雰囲気も前回より楽でしたし」

エ 「そうですか。分かりました。では連絡が入り次第、報告します」



そうして、一週間位だろうか。

エージェントから連絡が入った。

正直、ショックであまり覚えていないが結果は不採用だった。

ある意味、今まで受けた面接の中で一番、落ちた理由が分からない案件だった。一次面接の結果の雰囲気からすると、現場と人事サイドが推してくれてた様だが。

この時はアルバイトが忙しく、結果的はショックを忙殺させてくれて良かったのかもしれない。

じゃないと気持ちの切替が難しかったかもしれない。


しかし、面接ってのは、「何で落ちたのか分からない事もあれば、何で受かったんだろうな」と思う事もあり、何が正しいのか分からなくなりかける。

けど、そんな時でもブレない自分を持ち続けるのも、自分の持ち味で、それを認めてくれる会社を探せばいいんじゃなかろうか。


さぁて、志望度が高いところの選考が時間かかってたおかげで殆ど応募なんかしてなかったけどヤバイなぁ…

今年もあと残すところ二ヶ月。

さてさて、次の新規応募しよっと。


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