女性社員の方は人事部の方との事。

年齢的には私と同じ位でしょうか。

控えめな服装で、知的な感じの方です。

しかしながら、外見とは裏腹に肝の据わったような、しっかりとした会社のプレゼンテーションで、「さすが、コンサル会社の社員だなぁ」と変に納得してしまう位でした。

何でも彼女も中途入社らしいですが、この会社は皆に平等にチャレンジをさせてくれる風通しの良い会社との事。

「この会社は私が言うのもなんですが刺激があり、とてもやりがいのあるいい会社です」との事。

そういう事を言えるってのはいい事だよ、うん。


そして、会場を盛り上げたあたりで男性社員にバトンタッチ。

正直、この男性、最初の見た目は「もっさい」印象でした。

失礼。

しか~しっ!!

いやはや、さすが、コンサル会社勤めで説明会を担当するだけあってトークが面白いのなんの。

歯に衣着せぬ物言いでグイグイ引き込まれました。

しかも嬉しい事を言うじゃありませんか。

男 「我々は人生経験豊富な30、40代の方を歓迎します!だって企業の社長の相手をするのに若造が行っても説得力無いでしょ?大体、若いコなんてロクに敬語すら使え奴もいる。忙しいのにこっちだっていちいちそんな事まで手取り足取り教えていられません。だからこそ人生経験豊富で荒波に揉まれ、挫折も味わったような方を求めているんです。それでこそお客様にアドバイスを行う時に説得力も出るってもんです!」

とても熱がこもっていて、聞いていて気持ちが良かったです。

私はネットワークビジネスや、成功者の熱弁などは胡散臭いと冷やかな目で見るタイプですが、今回のは素直に面白いなと思えたんです。

会場には見るからにリクルートスーツの大学生の就活者風の方も数人いましたが、後の区切りの時に全員途中辞退し、退席したのは言うまでもありません。

だって、社会経験の無い者なんかいらない位の勢いで話してたんですもの。

私が大学生だったら、「フザケンナ、じゃあ呼ぶなよ」と思うでしょうが、これが大人の世界ですからね。

デュアルタップの面接の理不尽さに比べたら、こんなの可愛いものです。


次回に続く

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