まあ、今の職場も隔週だしいいか…

私 「はい」

面 「タバコは吸う?」

私 「いえ、吸いません」

面 「あっそう。で、どう?ヤレそうな気がする?」

回答の選択肢は二つに見せかけてるが、実質は一つだろ、コレ。

私 「はい、頑張ります!」

(こんな雰囲気では無理ですとは言えないだろう。気づくとタバコタイムが終わったのか、黒髪や金髪のオールバックにリーゼント、ヒゲ、坊主頭にパンチと、誰がどう見ても組事務所じゃないですか…働いてる方々は)

面 「みんなそう言うけどさぁ、来るとか言って来ねーんだよなぁ!」

面接官はちょっと苛ついてる様子だった。

そりゃ、そーだろ。

この雰囲気で来るのは相当な勇気がいるよ。


好きで来るならいいけど、普通の会社の面接だと思ってたらビックリだよ。

今の給料の三倍とはいえ、不安すぎるよなぁ。この環境で働くのは。

面 「まあ、とりあえず一週間位で結果は連絡すっから、ヨロシク。じゃあ」

私 「はい、ありがとうございました」

そして、店を出てエレベーターに乗った。

ぷふぁ~っ!疲れた~。ってか何だよここ、マトモな会社じゃねぇな。

これバックに本職が付いてるんじゃないですか?って位、外見怖すぎるって。

まあ、この年齢でこの給料だからキツイんだろうけど、流石に一緒に働く人がちょっとなぁ。

まあ、怖い物見たさもあるが。



このころは応募結果のタイミングなど何も知らなく連絡を待っていたが結局、合否の連絡は来なかった。

まあ、黒髪短髪の爽やかさにリクルートスーツじゃあカラーが違いすぎるもんな。

ある意味、金髪のまま行ってたら受かっちゃってたりして。

けど、万が一この会社に受かってたらどうなってたんだろうな。

後に知人の知人にこの会社に勤めてる人がいたけど、子供の運動会には爽やかにして行ってるって言ってたから何かと大変だろうな。

勤め先も明かせないらしいし(笑)

パッと見はヤクザだから、出勤時のご近所さんとの鉢合わせなども気を使いそう。

「あそこのご主人て何してるのかしらね?」なんて。

ちなみに私も後に同業に入ったんですが、ここは「男性は威圧感のある身だしなみ。女性は目一杯のアクセサリーを付ける」というルールがあると聞いた事があります。

勿論、債権回収力も相当高かったと思います。

朝の出勤時にここの社員の五人位の団体を見たことありますが、ヤバイヤバイ。

皆、距離をあけてました。
我々一般庶民から見ると、どう見てもヤクザの集団ですもの。

けど、この会社は貸金業規制法改正以降も、店舗数は減少したものの、ちゃーんと独立して存続してるんです。

2ちゃんねるにもスレッドが9本目位まであるし、ビジネスとして考えるとニッチに特化した、勝ち組なのかもしれません。

時間のある方はスレを読んでみると面白いかもしれません。普通の金融会社とは少し違いますから。
(当時は他社が相手にしない客層、俗に言うブラックをターゲットにしていたと思います)

法改正により多数の中小消費者金融は潰れましたし、大手でも銀行傘下に入ったり法的整理と、単独で残ってるのは、ほぼ無いですからね。

そういう面では成功してるのかな~なんて思います。

今は有名タレントをイメージキャラクターに使ってたと思いますがコレがまた「ちょっとダークな危険な香り」って感じでピッタリ。

見た目は怖いけど借りたい。
見た目は怖いけどヤミ金と違い合法業者。

需要と供給そのものですよね。

こういう会社って必要悪というか、ある意味ヘタな会社より存在意義があるのかなぁなんて思っちゃいます。

ブラックにも貸してくれるので(モチロン審査はあるので誰でもは無いですが)ヤミ金行かなくて済むセーフティネット的な存在ってトコでしょうか。


ちょっと話しが脱線しましたが、今回はこの辺で。


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