意外にも私の最近の転職歴については、さほど気にしていない様子に見えた。

全く私に興味を持っていないのか、それとも実績を見てくれて、それとの天秤で転職歴を気にしていないのか。

面接官が会社説明をし始めた。

面 「会社概要をご覧になられたと思いますが、当社は男性向けクリニックでのカウンセリング代行業を行う会社です。おかげさまで業績好調で今後は市場の大きい関東に進出します。その為の今回の募集です。今は男性向けクリニックが中心ですが今後は分野を広げていくつもりなので社員がたくさん必要なんです」

面接官は、業績好調である事、関東進出にあたり社員が足りなく、今後は管理職のポストも必要になり稼げる環境である事、を時間をかけて説明してくれた。

私の志望動機の、ポストを狙える可能性がある事、稼げそうな点に見事にマッチングした話の内容だった。

元金融業という事で債権回収でもしていたのだろうか、会って間も無いにも関わらず、何を話せば相手が落ちるのかを知っている様子で交渉が上手いと思った。

お互いの欲する所が一致しているので、好感を抱かれたのかもしれない。

バリバリ稼いで貢献し、管理者としても社員をコントロールして欲しい会社と、地位と高収入が欲しい人間。



たまたま、私の出身地の話になったのだが、そのエリアにも進出を考えており市場が大きく儲かるのは間違いないが、行ける人間がいないとの事。

「何なら、転職男さんが行くのもありだと思う、いい市場だから相当稼げますよ」と言う。

とにかく、今入社すれば実力次第ではあるが地位と高収入を手に入れられると熱弁された。

実際、入社後間も無い社員が実力で元の管理者を押し出した例もあるし、結果を出した人間はきちんと評価するとの事。

但し、医療系という間違いが許されない仕事の為、知識が無いなら必死に勉強してもらう必要はあると言われた。

そりゃ、簡単にポストも高収入も入る仕事なんかあるわけが無い。

人に説明したり、不安を払拭して説得する類の営業は得意なので仕事は知識さえ付ければ成功させる自信はある。

(自分の得意分野でポストと高収入を手に入れられる可能性が高いのは非常にオイシイ話だな…。仕事自体、自分なら大変じやなさそうだし、クライアントのクリニックに常駐スタイルなので営業時間の兼ね合いから、高収入の営業に有りがちな深夜まで働く事も無い。かなり楽な部類ではないだろうか…。気持ちは引き寄せられかけていた)

面 「今ならチャンスだと思います。悪く無いと思いますよ」


次回に続く


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