my story vol.18

愛想のよい調理師さん(現・otto)との出逢いから、今では5年近くが経過している。

ottoは、小4の頃に父親を急に亡くしてから、母親の支えとなってこれまで生きてきた人間力の高い人である。

祐吉の父不在の結婚式ではあったが、
ottoが我が家で作る無化調の「小岩飯」を、祐吉の実家にせっせとお裾分けしていた。

その甲斐あってか、胃袋を掴まれた祐吉家族から、結婚2年目にして、ottoは自然な流れで受け入れられていった。

と言っても、ここに辿り着くまでの3年近くは、試練の期間だったと思う

仕事の関係で、ほぼ毎日顔を合わせてきた実家において、理想を頑なに掲げる父にとっては、ottoは受け入れ難い(理解不能な)存在だった。よって、ottoの話題封印は暗黙の了解という奇妙な環境に、祐吉は、混乱し、自暴自棄になっていた。

どうにもならない八方塞がりのような心境で、ottoもどうすることも出来ず,お互いにイライラし、険悪な雰囲気になる事もあった。

違う環境で育った祐吉に、「人のあり方」や「家族」というものを、常に冷静に、全身全霊で伝えてくれたotto。

苦楽を共にする中で、肯認学と出逢い、「自分が、心から嬉しいと思える選択をしていいのだ」と思えた時に、祐吉は、認めてもらうために自分を追い込む生活を辞め、結婚を決断した。

このような状況下でも、ottoは一貫して『面白くなってきた!』と口角を上げて接してくれた。

ottoが、日頃からよく口にしている言葉、『ありがとう』。

色々な想いが背後にあったとしても、自然に出てくるこの言葉に、
どれだけ救われただろう。

『ありがとう』は、ただの言葉ではないと思っている。

背後に、ぐっと飲み込むような感情や想いがあっても、
それでも「ありがとう」が言える。
寛容でなければ、辛い時にありがとうなんて言えないと思う。

ottoと出逢う少し前から、口癖のように言っていた「ありがとう」だったが、
そこには、こちらが計り知れないような色々な想い・意味が込められていて、
それを、例え、望むような受け止められ方をしなかったとしても、
想いを乗せた言葉は、きっと生きた証になる。
そんな気持ちにさせてくれる不思議な言葉。

このひょうきんな調理師さん(現・otto)が、祐吉に体を張って伝え続けてくれている
一番の根っこの部分を、静かに受け止めつつ、
今なお、「『ありがとう』という想いを乗せて、笑顔でお伝えしている自分の姿」を心がけて精進している真っ最中だ。

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