my story vol.5
内弁慶だった私は、勉強の仕方もわからない中、
わからないのが当たり前と化し、
放課後は、習い事に生きがいを感じていた
ある日、進路相談で両親と意気揚々面談へ
そこで、「祐吉さんは、お勉強がお出来にならないから」中学校への受験はこのままでは絶望的と告げられる
お勉強とは違うが、物心ついた頃から、
自分には「人の気持ちが分かる」という自覚があった。
小1の作文でほめられたことで根拠のない自信があった上に
父親からは常々過剰評価を受けていたこともあり、
この日の面談では、
ポキッと鼻をへし折られた感覚だった
暑さ寒さに負けず、自転車でお稽古に通いまくる日々が突如として
目の前で両親のプライドが傷つけられる様子を目の当たりにし
学校の先生が悪魔に見えた
冒険心から、地元も公立中学に憧れがありつつも、
内部受験に合格したら買ってもらいたいものを考えて気を紛らわしていた。
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