”スピを趣味で終わらせたくない人”専門セラピストの葉山きよらです。
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社会人になった息子のシングルマザーです！
今日は母の誕生日
御年82歳
ふたりでランチを食べに行ってきました。
癌宣告を受けて8ヶ月
昔に比べ、食事の量が減りましたが
”たまには外食” でもと誘ったところ
こういった懐石っぽい
ちょこちょこしたものが好みのようです。
母と同居し始めて
半年・・・
今でこそ
仲良くやってますが
私は母が大嫌いでした(笑)
ちなみに父も大嫌いでした(爆笑)
3人兄弟の長女の私は
幼い頃
両親が共稼ぎだったせいか
祖母に育ててもらっていました。
写真を見ても
母と居るよりも
祖母との写真が多く
幼稚園の遠足も祖母と一緒。
のちに
妹が生まれたからなのか
祖母がスモン病になったからなのか
分からないけど
母は仕事を辞めました。
※スモン病とは整腸剤キノホルムの副作用で
神経障害、循環器系など全身に様々な症状が併発する病
そのあと
弟も生まれましたが
明らかに
私への態度が違うことに気づきながらも
母に対して何も言えず
普段は放置状態にも関わらず
何か私がやろうとすると
必要以上に過干渉。
それは中学、高校と
成長するにつれ、ひどくなって
学校から帰ると
自室に閉じこもりっきりの日々でした。
私を可愛がってくれていた祖母も
高2の時に亡くなり
自分の居場所がない実家
居る必要のない実家・・・
大学進学も考えていたけど
これ以上、この家にいたくないと思い
家を出るために就職を選択。
お金が貯まり次第
家を出たのですが
出る直前も労わる言葉ひとつなく
「お父さんに叱れるよ」
と、ただ一言。
（この人は
こういう時にも
こうことしか言えないんだ・・・
と情けなさと悔しさがいっぱい）
その後も
結婚が決まった時や
出産の時は実家に戻り
母のお世話になりましたが
やはり自分の中で
子供の頃に言われたこと
兄弟との明らかな差別など
わだかまりは消えることなくて
その後、両親は
弟夫婦と同居することになったのですが
弟も弟ですが
この嫁がまた、とんでもない嫁で
（嫁の話はまた後日）
それでも、ことあるごとに
弟をかばう母に
私はブチギレ
挙げ句、私は
「母が死んでも葬式に出ない」
と親戚中に言っていたほど(笑)
でもね、やっぱり親なのかな・・・
嫁の80歳の母に対するしうちが
「お前、それでも人間か？」
というくらいのもので
放っておくわけにもいかず
一緒に暮らすことになりました。
今までの生活が一変。
息子にとっても
これまで一緒に住んだことのない祖母と
一緒に暮らすことは負担なはずなのに
同居して
しばらくして息子が私に言ってくれた言葉・・・
「おっかあ、よくやってるよね、
でも、それはおばあちゃん(母)がやってるのを見てきたからだよね」
って。
それ聞いて
（私のやってきたことは間違いじゃなかったんだな。
私のやってきたことをこの子はちゃんと見ててくれるんだ）
・・・って
ちょっとウルウル
私のクライアントさんの中で
「お母さんとの確執が・・・」とか
「亡くなっても未だに母の幻影に縛られている」
っていう人もいますが
私自身も縛られていたのでしょう。
ひょっとしたら
今も縛られているのかもしれないけど
家を買ったタイミングで
母の癌が発覚し
母が来ることになり
強制的に向き合う時期が来たのかな・・・
と思っています。
今は母も私に感謝してくれ
昔のことも
「一番辛い目に合わせて悪かった」
とあやまってくれて
私もそれを受け止めています。
40年近く離れていた母との生活・・・
一緒に買い物に行ったり
料理をしたり
母自身も
頭痛や肩こりがなくなり
夢にうなされることもなくなったと
ゆっくりと穏やかな日々を送っています。
あとどれくらい
同じ時を過ごすのか分からないけど
母とのこの時間は
これまでの私の中に滞っていたものが
全て動きだした気がします。
とりとめもない話を
聞いてくださって
ありがとうございました
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