面接で緊張する人は少なくありません。普段面接官として面接の経験がある人でも実際に自分が面接される側になると緊張してしまう人もいるようです。

普段から緊張しやすい人になると面接官の挙動ひとつひとつが気になってしまい、いちいち怯えて本来の自分を出しきれなかったという話しも聞いたことがあります。

相手の挙動や発言を意識することは大切なことですが、必要以上に気にすることは緊張につながってしまいますから注意が必要です。

普段以上の自分を演出しようとしたり、自分をよく思ってもらえているかという相手の評価を気にするあまり、相手の目線ばかりを気にしていては逆に普段の自分の良さを出すことができなくなってしまいます。

面接には不安は付き物ですが、そんなことは含みおいて思いきって失敗してもよいくらいの勢いで臨む方がよい結果になるかもしれません。


<意味>おびえていると、なんでもないものまで恐ろしくて感じられるたとえ。
 転職の多くは現状の不満や不遇な環境を改善したいという欲求に基づいて行われるようです。頑張っているのに相応評価がされていない、会社の給与水準が低い、など、現職に残ったときの先行き不安感
が起因になっていたりします。

 ですから、転職活動する人の多くは、転職によってそれを解消して幸せに働きたいという思いがベースにあります。少なくとも現職よりは良いだろう、現職の環境以上に悪いところはないだろう、そいうった楽観的な気持ちも芽生えてくることでしょう。

 しかしながら、転職をして100%幸せになる人はそうそういません。転職しても何らかの不満は残るものです。そしてそれを転職活動中にみなさんにお話しするとほとんどの人がわかっているとおっしゃられます。

 内定を獲得し新しい会社への思いを馳せ、活躍する自分を想像する時が最も幸せな瞬間だったと振り返る人もいるくらいです。転職は自らの幸せのためにするものでもありますが、必ずしも幸せになるとは限りません。逆に不幸になる人もいるくらいで、「転職しなければ良かった」「前職の方が良かった」と後悔する人もいます。

 転職をして失敗したと思って不幸の渦中にいる人は、以降どんな出来事が起こっても不幸な心持に落ち込んだままになってしまう人もいます。

 人はどう生きていたって幸せなこともある反面、不幸なことも必ず起きます。不幸の真っただ中にいて前向きさを失ってしまいますと幸せなことにも気付かなくなってしまいますから、幸せな出来事に目を向けて幸せを感じる努力をすることが大切です。

 転職して失敗したと落ち込みすべてを投げ出してしまう前に、いかに小さくても幸せを積み上げて不幸な心持ちを打ち砕いていくことができれば、転職の失敗を取り返す機会に恵まれるかもしません。


 <意味>災難には違いないのだが、その中でせめてもの救いがあること。
 転職するとわかるのですが、新しい環境ではわからないことが本当にたくさんあります。働く仲間のことももちろんのこと、会社のルール、果てはゴミの捨て方まで何から何までわからないという状態になることもあります。

 社会人経験が長かったり、それなりのポジションで転職した方の中には、聞くことを憚って聞くタイミングを逸してしまい、知らないままでいること恥ずかしく思って聞けないまま何とかごまかして過ごしている人もみかけます。

 それが大したことでなければ良いのですが、仕事に大切な事柄だったり知っていて当然の情報だったりして、知らないことで大きなトラブルにつながってしまうこともなくはありません。

 自分が知らないことは周りの皆には知られないように振舞っていても、周りの皆はその会社に長く勤めている人もいますし、敏感な人もいるわけですから、新しく入った人の何となく違った行動には目ざとくわかってしまいます。

 そこにつけて知っているふりをしていてはあまりに滑稽ですし、悪くすると信頼まで損ねかねません。わからないことを聞くという行為は、瞬間は恥ずかしく思えるかもしれませんが、長い目で見ればとても大切な行為だと思います。

 「恥を忍んで」などと大げさに考えずに、周りの仲間と円滑に活動していくことを考えれば積極的に聞いていくくらいが丁度良いかもしれません。時期を逸すると聞けなくなってしまうこともありますから、わからないことは後に送らず早め早めに確認していくことが重要だと思います。


 <意味>わからないことは人にすぐ訪ねた方が良いという教え。