どうも、最近寝てない生活が慣れつつあるタビジュンです。
朝起きるのは苦手ですが、朝からの行動は気持ちがいいので嫌いではないです。
サキャンとタクシーで駅に。
このタクシー代、そして泊まったところもお金が発生していれば全てサキャンが出してくれてます。
列車に乗り込みます。
サキャンとは少し離れた席でしたが、たまに目が合うので心配してくれてるのでしょう。
いつも目が合うと笑顔。
景色は本当にずっとこれでした。もうずっと
この列車の中で国境越えをするので、かなりの待ち時間があります。
出国ウズベキスタン側2時間
入国カザフスタン側2時間
列車内の全員分ですからね。
止まってる間はエアコンもない列車なので地獄らしんですが、当日は曇りで風もあり比較的楽チンでした。
まぁ4時間待ってるんで楽チンはおかしいですね。
出国カードを記入中に1人の青年が声をかけてきました。
何かわかない所はあるかと。
彼の名前はスタンベック。
本当に事あるごとに話しかけてくれます。
英語もほとんど話せないんですが、彼の携帯の翻訳機能で伝えてくれます。
僕もギリギリなんで必死で解読しているのは、彼には伝わってないでしょう。
ちなみに英語を話せない人に話しかけ、親切心で英語を話せる友人に電話を取り持ってくれ、携帯を渡された時の切なさといったら…
もうめっちゃ優しかった。
こんな無愛想な日本人にそこまで親切にできるもんかね。
自分のショボさをいつも再確認さしてくれる旅はありがたい。
ダサいな
そして、12時間後に乗り継ぎ場所のベナウ到着。
ここから寝台なのだが、もう乗り込む時の人が史上最強にヤバかった。
我先に人を押し退け、怒号が飛び交う。
もう、見てて引くぐらい。
なぜか中華系の人が多かったのだが、やはり強いなと思った。
寝台も指定席ではないので、取り合いなのだろう。
こういう時の日本人は弱い。
参加者なのに傍観者になる。
席もなくトイレの前で座っていると駅員さんが席を作ってくれた。
と、いっても寝るスペースを三人で座る。
スペイン人、イギリス人と一緒に
彼たちも圧倒された組だろう。
座って寝るので、あまり熟睡できなかったので寝て起きてを繰り返し、朝の8時に、アクタウ到着。
ここまで長かった…
もうね、本当に優しくて、言葉は通じないけどね、何度も名前呼んで気にかけてくれた。
もう会うことないだろな。
最後に握手とハグをし、笑顔でさよなら。
少し泣いた。
旅って本当に気づかしてくれる。
ありがとうの反対は当たり前。
当たり前だと思ってると感謝は出来ない。
旅は日本で当たり前だったこと、日常だった事が非日常になる。
日本人宿、日本人とつるむ、世界に出て何してるんだと聞いたりもする。
俺としてはどっちでもいい。
楽しい方を選べばいいと思う。
人が介入する部分でもない。
ただ、世界に出ると、日本人、日本語が当たり前ではなくなる。
なので、日本人に会っただけ、日本語を話せるだけで感謝できたりもする。
本当に当たり前が当たり前でなくなる。
現地人のちょっとの親切、笑顔だけで嬉しくなる、その度に喜んでる自分に驚く。
その繰り返しかな。
サキャンとはもう会えないと思う。
刹那的な出会いが、人との繋がりを引き立たせる。
旅ってなんだろね。
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