年が明けると、「初夢を見ましたか?」とよく聞かれます。
いい夢だった、悪い夢だった、覚えていない……
人それぞれですが、占い師の立場から見ると、
夢は“当たる・当たらない”で扱うものではありません。
夢は未来の予言ではなく、
今の自分が、言葉にならなかったことの写し鏡です。
少し不思議で、でもとても正直なものです。

夢には、はっきりした意味がある場合と、
意味があるようで、まだ言葉にならない場合があります。
四柱推命でもそうですが、
人の運の流れは「起きている出来事」よりも先に、
心や感覚のほうが動き始めます。
夢は、その一番早いサインです。
たとえば──
何かから逃げる夢。
知らない場所を歩く夢。
もう会えない人が出てくる夢。
それは不吉でも、吉でもなく、
今の自分がどこに立っているかを教えてくれる映像です。

初夢だから特別、というよりも、
年が切り替わるタイミングで見る夢は、
心の整理途中の風景が出やすいだけ。
覚えていなくても大丈夫。
夢を見なかったから運が悪い、なんてこともありません。
夢は「見る義務」があるものではないからです。


もし今年、何か引っかかる夢を見たなら、

無理に意味を探さなくてもいい。


「今の私は、こんな景色の中にいるんだな」

それだけ受け取ってあげてください。


夢は答えではなく、

気づくための入り口なので。


静かに、でも確かに、

今年の流れはもう動き始めています。