空手の先生って…
空手を教えるものなのか?
それとも何か教育を求められているのか?
ちなみに、親として子供にの習い事と考える時、空手の技術うんぬんや体力向上というより礼儀礼節を身につけることを求められているように思います。
あと、昇級の仕組みがあるから、成果が分かりやすいですしね。
となると、子供に教える立場とは、
人にモノを教え、手本になるべき姿です。
では?どんな人が相応しいんでしょう?
学歴が大切なんて言いませんが…
でも、知識は必要です。
空手以外の知識、教養。
学歴というより様々な知識やテクニック。
正しいことを判断する力、倫理観。
しかしながら…
とても残念な事ではありますが、
現実問題、それとは縁遠い…方が多い…
オレ、学生時代は悪かった(笑)
なんて、こんな人が多いのも事実。
アメリカにいる空手で有名な○○先生に会いたくて、サンダルに着のみ着のままで飛行機に乗って会いに行ったなぁーって自慢している、とあるフルコン空手の某道場主。
ただ単に、無計画。
そんな姿で国際線に乗る恥ずかしい日本人。
いきなり来られた方も迷惑でしょうに。
でも、それがすごくカッコイイ!男だ!
言ってる本人も自己陶酔。
そんな人が道場主になれちゃうという事実。
先生!と呼ばれるんです。
以前のフルコン空手の世界は、
道場を立ち上げる規律や基準はとても厳しかったと思います。
また、今でも名を残している極真系の道場は今でも厳しいはずです。
だって、暖簾分けですからね。
看板を背負うのは大変なはず。
ですが、団体が分裂を繰り返していて、
とても小さな派閥が多く、そこから自分で独立して道場を立ち上げる先生も多いみたいです。
まぁ、上に従いたくない、上納金が大変…
イロイロなしがらみもあるのでしょう。
そうなると、完全に個人経営。
統制や規律もきかず…。
中学や高校生時代の学校の番長(古い?)が、
○○館長、○○会長、○○先生と呼ばれる。
ちょっと怖くないですか?(汗)
最初のお話。
空手って、
本来は何を教えるんだろう。
考えさせられてしまう。
あと、
空手の先生になれる、もう一つのパターン。
それは、
どこかの道場に所属する先生になる。
このパターンが一番多いはず。
さっき話した危ない道場主も、
多分、ここから始まり、分裂、なんてパターンがほとんどじゃないかな?
ほとんどは、
そこの道場で黒帯を取って、
内弟子から支部や教室を持たせてもらいます。
これが一番簡単。
でも、あとから分裂するパターン。
そういえば、空手の教室って、
道場主以外に黒帯の人が何人か教えに来ていませんか?
あれ…基本は無償でお手伝いしています。
まずは、道場主に対する奉仕、愛着、愛情、
時にはビジネス的要素、それさえあれば、そこの道場の先生になれてしまいます。
ちなみに、
道場所属の先生になると、基本はほとんど無償奉仕、タダ働きのお手伝いです。
労働基準法?弟子の手伝いには関係ありません。
雇用?なんですか?それ?
社員?パート?アルバイト?
手伝いです、手伝い。
契約?
委託契約?準委任契約?
なんですか?それ?
手伝いです!(怒)
金なんて欲しいのか?!
イヤなら辞めてイイよ?
別にキミにお願いしなくても大丈夫だし。
なぁ、二番弟子?三番弟子?
二番弟子)押忍!ニコッ!
三番弟子)押忍!ビシッ!
お金が出ても雀の涙。
高校生のアルバイト代にも満たない。
多分、お金をもらえるのは、
自分のクラス(教室)を持った時かな?
月曜日19時○○公民館 担当△□
みたいな。
この場合は、
場所代を誰払うか、で違うかな?
稽古場所の
家賃(会場費)を担当の先生が持つなら
人数✕月会費の8〜9割。
いや、8割だと道場主のボッタクりかな?
9割であとは交渉じゃないかな。
家賃(会場費)を道場主が持つなら
人数✕月会費の6〜7割、
もしくは一人2000〜3000円くらいで決め打ち?
ほとんどの場合は、後者かな?
あとは、支部を立ち上げた当初は、
会員も少ないから時給制とか、
何人まではいくら、何人以上になればいくら、とかかな?
でも、最初はお手伝い以上、
アルバイト未満くらいだと思う。
だって、週1回2時間くらいだもん。
時給1500円で一日3000円、交通費なんて絶対出さないから、月4回で12000円。
まぁ、
月に1万円もらえればイイ方じゃないかな?
最初の1年くらいは道場主が損をして、
あとから回収していく。
10人を超えれば、
月謝5000円で5万円の売上。
だいたい公民館が1回5000円くらいだから、月4回で2万円。
人件費に1万円かけても、
何もせずに月2万円の純利益。
2年目には10人なんて超えるし、
3年目には20人くらいは超えるはず。
20人いると、人件費を倍にしても月に6万円の純利益。
それ以外に、昇級審査、試合、合宿。
特に、昇級審査は、必要な経費が賞状と帯だけだもんね。
5教室もやれば、月30万円の純利益。
だから道場主になりたがる。
どこかに所属してると、
月謝の1〜2割くらいは上納金に持っていかれるだろうし。
と、またいつか私の実例をもっと詳細に話そうと思うけど…
まぁ、
こんなもんかな?
あと、入会金はほとんどの場合、
担当の先生の手元には入らないと思う。
もしくは、一人入会につき、いくらとか。
これは、道場主がぼったくりの場合もあるけど、HPや地方紙への広告宣伝費や道着プレゼントなどもあるから一概には言えない…
まぁ、それでも全額持っていくのはガメつい道場主。
私のところもそうだった(笑)
まぁ、ほとんどの場合は、
お金を払って会員になり、労働力を提供する。
キツいのは試合の手伝い。
朝一番、遠方への遠征でも日当なんて論外、交通費すら出ない。
しかし、みんなやりたくてやってます。
だから返事は「押忍!」
何を言われても「押忍!」
快感になるらしい…
もう…ある意味、愛情という名の新興宗教…
でも、しばらくすると…
使われる方も疑問に思う。
この人おかしくない?何か違わない?
これなら自分で道場持った方が良くない?
で、揉めながら独立。
そうなると生徒の引き抜きにビクつく道場主。
生徒を取られないかとビクつく。
私が辞めた時のお話はもっと詳しく、別の機会にお話したいと思いますが、その時も私がいたところの道場主は、生徒を取られないように、必死に裏工作をしていました。
辞めた先生に人気を持っていかれないように。
生徒を引き抜かれないように。
もう必死。
私、サラリーマンに戻って、
もう、先生はやらないのに(汗)
そんなにビクつくなら、
しっかり生徒の心を掴んでおきなさい(笑)
と、話を戻して…
通常の場合だと、
ひどい時は「破門状」なんてことも。
でも、破門状出されても対立している団体に所属すれば問題なし。
これで新しい会(道場)が出来ました。
そんな世界でも先生は先生。
反面教師としての教えでも良いので、
教育者として「倫理観」を教えることが求められると思います。
特に私が思うのは、
強さだけではなく、倫理観、見た目や生活態度なども含め、子供の目標になるべき存在が教育者の姿だと思います。
だって、子供のお手本ですもんね?
大人のフルコン空手の教室では、
入れ墨やタトゥーを入れた人もいる環境。
子供がタトゥーかっこいいー、
ボクも入れたいなんて…言ってきたらどうしますか?
時には、先生で入れている人も…
ファッションだろ?悪いのか?
悪いです。
人の親になれば分かるはず。
あなたを含め、喜んで自分の子供の身体に入れ墨、消えない絵を入れたい親なんていません。
親不孝です。
せめて注意し、見えないように隠しなさい。
それが倫理観。
まぁ、ヴァイオレンス的要素、
そういう世界をカッコイイという親御さんもみえられるかもしれませんが…
全部がそうだとは言いませんが、
私が知っているキックボクシングジムと一緒に経営しているフルコン空手の世界はこんな感じでした。
ちなみにですが、
伝統派空手は、少し違いました。
先生も生徒も一般のサラリーマンっぽい方々。
そもそも、伝統派で「格闘技」と一緒に教えているとろこなんて無いんじゃないかな?
あ、別の武道や武術と一緒に教えているところはあるけど。
私が習っていた流派だと、
空手で黒帯を取ると、古武術を習えるところはありました。
警察官とか警護関係の人が習いに来ていました。
まぁ、新興宗教っぽいのは、少し一緒?
でも、フルコンほどではないと思います。
流派や団体としての分裂はありましたが、道場の分裂は、あまり聞かないしね。
何よりの違いは、強さよりも礼儀や優しさ。
フルコン空手にそれが無いとは言ってませんよ。
でも、伝統派は、基本的な腕力以外の強さより、速さや正確さ、技の知識を求めます。
ただし、
両方の経験がある私からすると…
実戦での強さはかなり違います。
フルコン空手は強い。
もし、実際に同じ年数やっている高校生で、伝統派とフルコンの選手が喧嘩なんてすれば、伝統派は速攻で負けると思います。
だって、
伝統派は偶然以外に人の体に拳や蹴りを当てませんが、フルコンは毎日殴ります。
人の身体にダメージを与えることに対する慣れが違います。
自分自身の痛みにも極端に強いですしね。
慣れ、経験の差ですね。
稽古の厳しさも、かなりスパルタです。
そういえば、
今でもそうなのかなぁ…
私が高校生の頃は、フルコン空手をやっている人は、伝統派の空手を寸止め寸止めとバカにしている人が多かったように思います。
逆に伝統派は、フルコン系の人をすぐに実戦や暴力に訴える危ない連中、ガラが悪い、あれは空手じゃなく暴力だ。
たまに聞くのは、顔面ありなら負けない?
そんな感じ。
まぁ、空手に対する強さの定義が違えば、
目指すモノは、まったく違いますからね。
武道家と格闘家や武術家。
道を極めたい人と、実戦を極めたい人。
まったく別ですからね。
と、
少なくとも私の知る世界は、こんな感じでした。