翌日は小松駅東口でレンタカーを借りて、山代温泉の温泉寺、那谷寺、安宅関、小松市内の寺社巡りの後、福井市内の大安禅寺を廻ってホテルに戻るというスケジュールでスタート。

高速道路に入り加賀インターで降りて一路、山代温泉の温泉寺を目指す。

山代温泉には大阪在任中に何度か訪れており、また20年ばかり前に近くの片山津温泉には数回訪れたが、温泉寺は今回が初めてである。

 

まず薬王院温泉寺に向かう。

山代温泉の萬松園という山の麓に位置している。

入り口に小ぶりな赤い総門が建っている。

創建は神亀2年(725)に行基が立ち寄った時に温泉を発見して薬師如来を祀ったのがはじまりとされる。

 

石段の先に可愛い仁王門。

 

細い石段が続き、金毘羅大権現堂が祀られていた。

 

左に曲がって境内に入ると庫裏兼客殿が建っているが、境内には人の気配が全く感じられない。

 

六角形の慈光観音堂。

 

観音堂の内部。意外と素晴らしい配置である。

 

右手には開基行基像と鐘楼。行基の像はありそうで意外と少ない。

 

一段高い一番奥に朱色の残る本堂。

真言宗智山派の寺院、山号は霊方山。

 

写真は本堂内部。

 

本堂の横には大師堂が建っている。

 

地蔵堂にはびっしりとミニ地蔵像が並ぶ。

 

本堂の右手は岩崖になっており、不動明王や石仏が置かれている。

さらに本堂裏から山道が続いており、この先の山頂に五輪塔(国重文)があることを後から知った。