不動寺前から緩やかな登り坂を登って行く。「あじさいの道」と書かれていたが、ところどころに咲いているのみであった。

足羽山は市内の平野部の真ん中にある、標高116,5mの小高い丘である。

足羽山全体が足羽山公園として、遊歩道が整備されている。

 

左手に藤島神社が見えてくる。

明治3年に新田義貞を祭神として創建された。

なお新田義貞は越前藤島の燈明寺畷の合戦で討ち死にした。

 

社殿の横に朱のハートの形の絵馬飾りがなかなか粋であり眼を惹く。

 

写真は拝殿内部。

 

写真は本殿。

 

社殿の右奥に野神神社があり、新田義貞夫人が祀られているのも珍しい。

 

ここから少し急坂になってくる。

なおこの辺りは4世紀頃の古墳跡であり、直径60m、高さ10mだが、公園を造る際に削られてほとんど原型をとどめていないとのこと。

足羽山山頂には、6世紀前半に在位した26代継体天皇像が立っている。

 

継体天皇は越前に在住していたが、応神天皇五世の孫として擁立され、歴史的に正当性が論議される天皇である。

写真は継体天皇像。

 

ここから市内が一望できる。