等持院は中門が二つ並んでいるが、右手の門を入ると本堂である。

この日は工事中らしくトラックが止まっており、本堂の拝観も不可であった。

臨済宗天龍寺派の寺院、山号は万年山。

暦応4年(1342)に足利尊氏が夢窓国師を中興開山として栄えさせた。

 

中門の前に鐘楼が建っている。

 

左手の庫裏の門を入り庭園の拝観をすることに。

 

庫裏は文政元年(1818)以降に再建されたという。

 

庭園に面した部屋の内部。

 

部屋から座って見る庭園の風景。

 

用意されているサンダルを履いて庭園内を巡ることができる。

また北側の高台に茶室清蓮亭が見え、足利義政好みとされる。

 

写真は本堂裏側と庭園。

 

池泉式回遊庭園になっており、心字池と芙蓉池を中心に、このほか方丈の大庭、園地など、かなり広い庭園に改めて驚く。

 

さらにもう一枚。奥の建物は霊光殿であろうか。

 

その庭園の中に足利尊氏の墓である宝篋印塔がひっそりと立っていた。

なお書き遅れたが、方丈(本堂)は元和元年(1616)に福島正則が建立した妙心寺海福院の方丈を移築したもの。

 

庫裏に戻って玄関に出ると、本堂側の廊下の突き当りに達磨絵の衝立が見えた。

本管長の関牧翁老師筆による祖師像。