手元の地図を見ると近くに南真経寺があるのでそちらに向かう。

山門からもかなりの大寺であることが窺える。

 

徳治2年(1307)に日像上人が開山し、関西における日蓮宗最初の寺院。

承応3年(1654)に南北二つに分かれ、北は学問所、南は信仰の場となった。

正面に建っている開山堂(府文化)は寛永11年(1634)築。

 

その右手に建つ本堂(府文化)は正徳4年(1714)築で小ぶりながら重層建築。

日蓮宗の寺院、山号は鶏冠山。

 

簡素な鐘楼は元禄12年(1699)築。

 

中門を入ると客殿が建っている。

 

写真は庫裏。

 

裏門に向かって石畳が続く。

見事な石畳でこちらの方が表門と言ってもよい位である。

 

南真経寺が思っていた以上に大寺であったので嬉しくなり、少し離れて阪急線を渡ったところにある北真経寺をも訪ねることにした。

ガードを潜ったその先に目指す北真経寺が門を開いていた。

 

往時は学問所として9棟の学舎が建ち並び、100名を超える学僧が学んでいたという。

写真は本堂(府文化)。

 

本堂の右手に鎮守妙見大菩薩が祀られていた。

 

鐘楼、宝蔵も建っていた。

写真は鐘楼。

 

写真は宝蔵。

 

ようやく阪急西向日駅に到着。