角宮神社から西に向かって歩き小畑川の橋を渡って、滝の町交差点を左折してしばらく歩くが向日神社らしきものが見当たらない。

そのうち右手に深い樹林の丘になり、細い石段が見えたので入って行く。

ここは目指してきた向日神社裏参道であり、苦労して坂道を登って行くことになったが、お陰で普通ならとても訪ねなかった境内の裏側まで見ることができた。

 

ただ、説明の順序は東側の表参道入口からご案内したいと思う。

写真は参道入り口の鳥居。

 

その傍に社務所か神社関係者の住居らしき建物。

 

石畳の見事な長い参道が伸びている。

こちらから入ってくれば山登りをしなくて済んだと少し反省をする。

 

ようやく社殿前に到着。

提灯が並ぶ舞殿は平成15年に再建されたばかり。

 

拝殿(国登録)は寛永2年(1625)築。

 

写真は拝殿内部。と言っても遠慮しながら撮ったので一部のみ。

 

本殿(国重文)は応永25年(1418)築の三間社流造。

祭神は向日神、火雷大神、玉依姫命、神武天皇。

創建は養老2年(718)で式内社。

写真は透し塀に囲まれた本殿を裏側から撮ったもので、その大きさがよく判る。

 

社務所もありきたりでは無く、どこか風情がある。

 

境内社祖霊社(国登録)は渡り廊下で社殿と繋がっていた。

 

周囲には境内社、末社が樹林の中に点在している。

五社神社(国登録)は別雷神、磐裂神、事代主神、大己貴神、武雷神を祀る。

 

社殿の左奥に古神札納所と御霊神社(国登録、写真)。