コロナウイルスの影響で寺社巡りが出来ないため、毎日自宅でいままで巡って来た寺社と写真の整理をしていて、寺社巡りを始めた頃の写真が無くなっていたり、記憶がおぼろげになった寺社があることに気づいた。

多賀大社と彦根城を歩いた翌日は、京都郊外の光明寺、善峯寺、さらに京都市内の千本釈迦堂、等持院を訪ねることにした。

 

JR長岡京駅に下車し、路線バスに乗って光明寺で下車。

光明寺には秋の紅葉を見るために数回訪れているが、人ごみの多さと紅葉の美しさの印象・写真しか残っていない。

写真は参道入り口。

 

写真は総門。天保16年(1845)築の高麗門である。

この寺は法然上人が初めて念仏の教えを説いた寺として知られる。

創建は建久9年(1198)に蓮生法師(熊谷次郎直実)が開山。

その後隆盛したが、江戸期の享保19年(1734)の大火ですべて焼失し、現在の堂宇はすべてそれ以降の再建。

 

ゆったりとした幅広の石段を登って行く。

境内は18000坪あり、32棟の堂宇が建っている。

 

さらに石段を登る。

石段を登り切ると目の前が開けている。

青紅葉が美しい。

 

写真は09年に訪ねた時の同じ場所の紅葉の風景。

 

石段を登った右手に観音堂が建っている。

 

正面に中心となる御影堂が建っており、その前に法然上人像。

宝暦3年(1753)築でかなり大きな18間四方の入母屋造総欅造りのお堂。

 

この日は御影堂内部を拝観しているのは私一人であった。法然自作である張り子の御影が本尊。

欄間の彫刻のみの撮影の許可を特別に頂いた。

宗派は西山浄土宗の総本山、山号は報国山。

 

御影堂前に建つ大型の鐘楼は江戸時代初期築。

 

また右手前に法然上人の石棺が置かれており、光明を発したという伝説が伝わる。