大師堂横から細く長い石段が続いており、奥之院へと通じているので登ってゆく。

 

奥之院は不動堂(都文化)であり、三間四方の宝形造。

寛永年間(1624~44)築とされる。

 

その裏に浅間神社が祀られている。

横に祓所か瑶拝所のような石も置かれていた。

 

登って来た石段を下り途中から右手に入ると、御本堂の裏の高台に建っている御本社に出た。御本社(都文化)は飯縄権現堂とも言う。

 

拝殿・幣殿(都文化)は宝暦3年(1753)に造られ、文化2年(1805)に連結して権現造となった。拝殿は三間四面。

極彩色の彫刻がびっしりと彫られている。

 

本殿(都文化)は享保14年(1729)に建てられた。

 

拝殿(都文化)側面の極彩色の彫刻。

 

 

御本社の左横には六根清浄碑、天狗社、飯縄大権現(写真右)などが祀られている。

 

さらに福徳稲荷社が祀られ、一間社流造ながら極彩色。

 

御本社の前からの石段を下りる。

石段の両側の斜面には童子像が点在している。

 

さらに石段を下りる途中に飛飯縄社が祀られていた。