慶宮寺は順徳天皇の皇女として佐渡で生まれた第一皇女慶子宮が、生まれ育って65年の生涯を過ごしたことから名づけられた。
質素な山門を入ると本堂。訪ねた時は本堂は工事中であった。
住職のご案内で少し離れた高台に建つ八祖堂をご案内頂いた。
文化9年(1812)築の五間堂重層造で見事なお堂である。
内部には八角形の回転厨子が納められていた。
妙満寺も日蓮宗の寺院。
簡素な山門を入ると広い境内に本堂、鐘楼などが建っている。
長谷寺(ちょうこくじ)は、地形が大和の長谷寺と似ていることから名づけられたという。創建は古く大同2年に弘法大師が創建とある。
入り口の朱色の仁王門は享保年間(1716~35)築。
左手に行くと歓喜天堂(写真)と遍照院が建っている。
仁王門からは不規則な石段が続いている。
登って行く途中の右手にある中門を入ると本堂(写真)、庫裏、宝蔵が建つ。
真言宗豊山派の寺院、山号は北豊山。
石段を上り詰めた正面に建っている観音堂(国登録)は元禄4年(1691)の再建、内部に十一面観音(秘仏、国重文)を安置。
その左奥に大地蔵と身代わり地蔵がびっしりと並ぶ。
また佐渡奉行竹村氏の墓である五輪塔。
さらに石段を登った先の五智堂(県文化)は貞享4年(1687)築で五智仏を安置。
一番高いところに奥之院(国登録)があり、元享年間(1321~23)築と古い。
登って来た時の石段を下りて行くと右手に泉慶寺、さらに左手の斜面に不動堂、聖天堂、僧堂(写真)が並んで建っていた。