3月初旬、寺社を整理していて泉岳寺のブログが見つからないので出かけてきたので記したい。

JR品川駅で下車し、第一京浜を北に7分ばかり歩いて左折したところにある東禅寺(とうぜんじ)に立ち寄ってみる。

参道に当たる道路に街路樹が整然と並んでいる。

山門に至る。前に「イギリス公使館跡」の石碑が立っている。

安政6年(1859)にイギリス最初の公使が置かれた。

 

境内はびっしりと樹木に覆われており、周囲とは別世界の風景。

 

正面に本堂が建っており、「海上禅林」の扁額が架かっている。

埋め立てされるまでは、門前近くまで東京湾が広がっていたのでそう呼ばれていたという。

臨済宗妙心寺派の別格本山、山号は仏日山。

慶長14年(1609)に宮崎飫肥藩主伊藤祐慶が嶺雨崇六を開山として開基。

 

右には玄関、客殿などが並ぶ。

ただ立派な庭園は非公開で見られないのが残念。

境内は国史跡指定されている。

 

本堂前に三重塔が横の大木と高さを競うように建っている。

 

写真は鐘楼。

 

前には宝物殿の蔵。

 

横の道から出ると墓地に通じている。

墓地には仙台伊達家、岡山池田家ほか多くの大名菩提寺の墓があるが、ここも中には入れない。

写真は開基及び歴代僧正の宝塔が見えた。

 

写真は墓地側から垣根越しに三重塔と本堂を望む。