さらに山道を登ると山内八十八ケ所巡礼道となっている。

他の巡礼道と違って一つ一つの石仏がかなり離れており、その石仏を二つ同時に写せる場所も極めて少ない。

 

ただ眼下に町並みが遠望できて見晴らしは最高である。

 

一番高いところに高幡城址と書かれた説明版があるが、その名残らしきものは僅かな石垣のみである。

 

鐘楼の上から「あじさいの丘」を通って下って行くと聖天堂と大師堂が並んで建っている。

写真は聖天堂。

 

写真は大師堂。

 

崖に沿って稲荷社と大きな石造五輪塔がある。

 

下って行く途中に句碑が並び、芭蕉句碑が立っていた。

 

参道に戻ると新選組の土方歳三像が立っている。

歳三はここ日野市の生まれであり、大日堂内に金堂・土方の位牌が安置されており、先ほどの寺宝展内で土方の書も展示されていた。

 

さらに弁天池があり、弁天堂が建っている。

 

その横に交通安全祈願殿があり、読経の声が流れていた。

 

最後に境内案内書に別院観音院があるようなので総門を出て探すが、かなり離れた場所に鉄筋の建物が建っているのみであり式場・ホールになっているという。

 

今回は結構時間を掛けて境内を廻ったつもりであるが、この他にも沢山の句碑が点在しており八十八ケ所巡礼コースも一部分回ったのみであった。