浄土寺境内図であるが、前回来た時はもっと狭い境内だったという印象が残っており、今回は随分と広く堂宇も多く建っているのにびっくりする。

 

境内を時計回りに廻ると、八幡神社の右手に収蔵庫が建っている。

 

その隣に立っている観音像と不動堂の後ろには西国八十八ケ所巡りの遊歩道がついている。

 

さらに右手に珍しい傷痍軍人碑が立っていた。

 

薬師堂である本堂(国重文)は永正14年(1517)築の五間四方の宝形造で浄土堂とほぼ同じ規模。

宗派は高野山真言宗、山号は極楽山。本尊は薬師如来。

創建は建久年間(1190~98)に重源が広渡寺として創建。

 

開山堂(県文化)は永正17年(1520)築の方三間の宝形造。

 

さらに経堂、文殊堂(写真)が建っている。

 

また真ん中の池の近くに水向石があるが、古墳の石棺を利用していると書かれている。