小路を隔てた隣に大覚寺の広い境内。

写真は整然とした山門前。

 

正面に本堂があり、その前に能舞台が配されている。

 

写真は能舞台内部。

毎年節分には身振り狂言が奉納される。

 

写真は本堂入り口。

律宗の寺院、山号は月峯山。

推古13年(605)に聖徳太子が日羅上人に命じて建てた燈炉堂が起源とされる尼崎最古の古刹である。

また室町時代に二代将軍足利義詮が半年間布陣をした大覚寺城跡でもある。

 

本堂内陣。

 

本堂右に聖天堂。

 

さらに右に鎮守が祀られ、石地蔵が並んでいる。

鎮守堂には豊成稲荷、加茂下社、貴布祢社、加茂上社、石清水八幡が祀られている。

 

からくり堂と薬師堂が並ぶ。

からくり堂では世阿弥が創作した当寺ゆかりの能楽「芦刈」のからくり人形劇が上演される。

 

境内の左手に鐘楼・護摩堂が並んでおり、中に入ると不動明王像が安置されていた。

 

写真はその横のお堂内であるが、詳細不明。

 

本堂裏には小庭園の中に弁才天堂が祀られていた。

 

そのほか節分には「船弁慶からくり御籤」でからくり人形の操作を体験できたり、「昆布だるま」を買うこともできる。

思いがけなくいろいろと由緒のあるお寺に出会った。もう少し下調べをしてから訪ねれば、もっと深く歴史を感じたかもしれない。