広徳寺は秀吉ゆかりの寺とある。

写真は山門。

 

中国大返しで戻ってきた秀吉が軍勢から離れてさしかかったときに、明智勢に追われて広徳寺に逃げ込み僧に化けて追ってから逃れたという。その時使った擂鉢と擂こぎが残っているという。

写真は山門前の石碑。

 

臨済宗大徳寺派の寺院、山号は瑞雲山。明徳元年(1390)の創建。

写真は客殿。

 

その隣に甘露寺、法園寺、大覚寺、長遠寺、如来院、専念寺が続いて門を開いている。

 

甘露寺の山門は複雑な造りで風情がある。

 

本堂は平成3年再建と新しい。

浄土宗の寺院、山号は薬王山。

延徳2年(1490)の創建。

 

丁度、住職が帰ってみえたところ。奥に見えるのは庫裏、方丈。

 

境内に薬師堂が建っている。

 

法園寺は浄土宗鎮西派の寺院、山号は恵光山。

写真は山門。

 

永禄4年(1561)創建。

鉄筋二階建ての二階に本堂があり、一階は客殿のようである。

 

境内には秀吉によって当寺で自刃させられた佐々成政の五輪塔がある。

佐々成政は織田信長の家臣として姉川の戦い、長篠の戦いなどの功により富山城主となるが、小牧・長久手の戦いでは家康側について秀吉と敵対。しかしその後の功績で肥後国城主となるが、肥後国人一揆の対応に失敗して自刃させられたという秀吉に翻弄された数奇な人生を送った武将。