全昌寺の隣には寺町の中心である本興寺の広い境内。
ただ残念ながら山門は工事中であった。
写真は2007年10月に訪ねた時の写真。
山門を入ると正面に建っているのが本堂で文政10年(1827)の再建。
法華宗本門流大本山、山号はなし。本尊は三宝尊。
応永27年(1420)に細川満元が開基、日隆聖人が開山。
本堂の右前に祖師堂が建っている。
嘉永5年(1852)の再建。
その手前に宝物殿が建つ。
向かい側、すなわち本堂の左手に三光堂の拝殿が建っている。
拝殿は慶長2年(1597)に秀吉と加藤清正が再建したという。
拝殿の右手奥にある向唐門は一間一戸で江戸時代前期築。
唐門の奥に本殿があるが、しっかりと垣根がしてあり中には入れず、垣根の隙間から写す。
本殿(国重文)は室町時代後期築の三間社流造。
さらに鐘楼、御霊水井戸がある。
鐘楼(県文化)は寛永10年(1633)築。
御霊水井戸は開山日隆聖人が掘られたもので、水が枯れたことがないとされる。
本堂の横には塔頭養寿院、恵運院、一乗院、本教院が並んで門を開いている。
塔頭については最後に触れたいのでここでは省略。
写真左の本堂は鐘楼横が前面になる。右に塔頭が並んでいる。