長岡第八小学校前の道を東に歩いて、小畑川からの支流の小川に架かる橋を渡る。

どこか昔の面影を残しており、子供の頃の郷愁を誘う。

 

小畑川本流に沿って歩くと勝龍寺城大門橋との説明版がたっている。

大手門にかかる大門橋跡に記念として平成11年に建てられたばかりである。

 

少し下ったところに目指す勝龍寺が見えてきた。

境内の右にある春日神社の石鳥居が建っており、元禄13年(1700)銘が残る。

 

真言宗三宝尊の寺院、山号は恵解山。

大同元年(806)に空海が青龍寺として開基したという古刹。

その後、大旱魃の時に千観上人が祈祷によって雨を降らせたので、龍神に勝ったということで勝龍寺と改名したという。

最盛期には99坊が軒を連ねていたという。

本尊は十一面観音(国重文)。

 

修行大師像、ボケ封じ観音像、びんずる尊者像が並ぶ。

 

弥勒菩薩石像を中心にして石地蔵がびっしりと並んでいた。

 

写真は鐘楼。

 

写真は境内の小庭園。

 

境内社春日神社は承安4年(1174)に九条兼実が建立。

門、拝殿、覆殿の中に本殿がある。

前の石灯篭は正徳4年(1714)、狛犬は慶応元年(1865)銘。