広々とした境内の祖師堂の左に社務所、さらに本殿が並ぶがいずれも新しい。

 

写真は横長の立派な社務所。

 

宗派は日蓮宗本山。山号は真間山。

創建は天平9年(737)に行基が真間の手児奈の霊を供養するために、求法寺として開いた。その後、弘仁13年(822)に空海が弘法寺と改名。

建治元年(1275)に日蓮宗に改宗。

江戸期には30石の朱印寺であり、水戸光圀も訪れたという。

明治21年の火災でほとんどを焼失し、明治23年に再建された。

写真は本殿。

 

本堂の左手奥に鮮やかな赤門が建っている。

朱雀門とも言われ、500年前に建てられたという。

 

中に入ると太刀大黒尊天堂(写真)、里見龍神堂、真野道場などが並んでいる。

 

里見龍神堂は武将里見家の娘の霊を祀っているという。

 

真野道場の看板の架かる建物は旧書院。

 

さらに奥に弘法寺古墳があるが、立入禁止になっていた。

6世紀後半の長さ43mの前方後円墳だが半壊している。