下河原緑歩道に出て、北に向かって歩き再び武蔵野線を越えた信号から左折して甲州街道に出ると、目指す高安寺が左手に門を開いている。

総門前には六地蔵が並ぶ。

 

総門を入って真っすぐの先に観音堂と、長慶庵、延命地蔵がある。

観音堂は享保年間(1715~36)築の三間四方の入母屋造で由緒ありそうなお堂である。

 

写真は鉄筋長慶庵。

 

写真は延命地蔵尊。横には観音堂の幟が並んでいる。。

 

右に折れると正面に山門、右手に干支本尊八体の石仏が並んでいる。

 

山門は明治5年築の堂々たる二重門。

この地は平安時代の田原藤太秀郷の館跡と言われ、見性寺として創建されたという。

また足利尊氏が暦応年間(1338~41)に全国に建立した安国寺の一つとして大徹心悟が開山。

全盛期には塔頭10院、末寺75寺を数えたという。

 

写真は仁王像。

 

山門の左には千体地蔵が並んでいる。

 

右手に利生閣があり、その庭園への入り口は風情がある。