2月3日、友人と南武線登戸駅近くで会食の予定があり、その前に府中本町近辺の寺社を再訪することを思い立って出かけてきた。その後、5日にも出かけてきたのでこれを合成して書いてみた。
府中本町駅に降り立つのも久しぶりである。
駅の横に広場があり、古代武蔵国府跡とある。
明日香・奈良時代から平安時代末まで武蔵国を治めた行政府跡である。
このあと訪ねる予定の大国魂神社の境内とその東側一帯すべて含める東西2,2km、南北1,8kmあったという。
この場所は国司館跡(国史跡)に当り、その小型の復元模型が造られていた。
また天正18年(1590)には家康の府中御殿にもなっていたことを初めて知って驚く。
またその広さに驚く。奥はJR府中本町駅。
続いて駅近くの大国魂神社に。
写真は入り口の大鳥居。
武蔵国総社であり、景行天皇41年(111)創建と伝わる古社である。
参道の大ケヤキは国天然記念物であり、源義家と家康が植えたとされる。
写真は大鳥居前から国分寺街道の大通りを望む。
この日は節分の日と重なり大変な賑わいで、境内は屋台がびっしり並んでいて、落ち着いて拝観できなかったのが残念である。
境内に入ると右手に稲荷社の赤鳥居が並ぶ。
左には摂社宮之咩神社があり、祭神は天鈿女命。
北条政子が安産を祈願したと伝わり、今でも安産祈願の絵馬を奉納し、無事願いが叶うとお礼に底の抜けた「ひしゃく」を奉納するという風習が続いている。
随身門は昭和23年築。
さらに中雀門が建っており昭和44年築で長さは80m。
写真がピンボケになってしまいました。
拝殿前は豆まきを待つ人々でごった返していた。
本殿を真ん中に、東殿、西殿が並びいずれも県文化財指定。
祭神は本殿に大国魂大神、御霊大神、国内諸神、東殿に一之宮小野神社、二之宮二宮神社、三之宮氷川神社、西殿に四之宮秩父神社、五之宮金鑚神社、六之宮杉山神社である。
本殿は三間社流造、寛文7年(1667)に徳川家綱の命で再建された。
残念ながら廻塀で見えず外から写したもの。