旧毛利本邸の内部をゆっくり見て回った。私が山口県徳山市の出身のため、
世が世なれば殿様だったので、興味津々のせいもある。かなりしつこいが
部屋の紹介を少ししたい。
一階には大広間と主人の間がある。
大広間は三部屋から成り、合わせて42畳で格天井。
写真は大広間の一番奥の部屋。少しピンボケになってしまった。
主人の間は控えの間10畳、主人の間10畳(写真)、居間12畳、書斎11畳から成る。
ここは大正天皇、昭和天皇が見えた時の部屋になり寝室となった。
写真は二階への階段を上ったところ。段は檜の角材を使っているという。
二階の庭園側はガラス戸になっている。
ここからの庭園の眺め。遠く三田尻まで展望できる。
二階の上段の間は三部屋から成り、主床と脇床があり格天井。
欄間の彫刻。
また奥方の部屋、子供の部屋も別にある。
写真は奥の中庭。中庭だけでも三つある。
納戸と書かれていたが、随分と明るく納戸らしくない。
写真は風呂場。
女中の詰所とあるが、その開放的で立派な部屋に驚く。
長い廊下の一番奥が博物館となっており(写真)、ちょうど国宝展をやっていた。
雪舟作「四季山水図」(国宝)は長さ16mという大作であり感動する。
また古今和歌集高野切本」(国宝)、名高い元就の「三子教訓状」(国重文)など、
沢山の歴史資料、家財などなどに感激する。