参道を戻って行き、少し下がったところに亀山神社があり、大山積命を祀る。
さらに本宮入り口の鳥居まで戻ると、左手は下宮の神域となる。
写真は下宮神門。
下宮も一之御殿、二之御殿、三之御殿があり、古くは御炊殿と言われ、神前に
お供えする御饌を炊く釜殿であった。
高倉(県文化)は寄棟造の檜皮葺で祭器具を納めている。
祓所前まで戻り、真っすぐに行くと八坂神社が祀られていた。
その真ん前は弥勒寺跡である。
宇佐神宮の神宮寺である弥勒寺は、神宮寺としては日本最初と言われており、
薬師寺四式の伽藍配置で金堂・講堂、東西の塔があったとされるが、今は
その疎石が残るのみである。
表参道に戻って駐車場の向かって歩いていると、右手に別の参道が続いている。
随分と長い参道を行くと境内から出て、道を横切ると大きな石灯篭があり、
その先に鳥居が見える。
さらに小高い山に向かって樹林の中、どこまでも石段が続いている。
大尾神社と護皇神社への参道であるが、さすがに登ってゆく元気と勇気が
なくここから引き返す。
戻る途中に樹林の中に頓宮が見えた。
仮殿、御仮屋と言われ、毎年夏の御神幸祭の御旅所となる。
このほか今回は通らなかったが、前回来た時に通った川の橋に屋根が架かった
呉橋(県文化)が記憶に残る。
2008年に訪ねた時の呉橋の写真。風情がある。
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