両子寺の境内には川が流れおり、石畳を登って行くと両子山登山道となる。
その川に石橋の鬼橋が架かっている。
鬼橋の手前の橋を渡って、樹林の中の石段を登ると大講堂にいたる。
五間四方の宝形造で、平成3年再建とまだ新しい。
内部には阿弥陀如来と脇侍が安置されていた。
阿弥陀如来像(県文化)は鎌倉末期から南北朝時代造で、高さ84,5cm。
川に沿って大黒天堂と稲荷堂が並んでいる。
さらに鬼橋の近くにある国東塔(国重文)は鎌倉時代造。
奥の院に向かう参道の鳥居付近。
ここにひっそりと立つ石像仁王像は国東半島でも屈指の古いものとのこと。
石段を登って行くと頭上の岩の上に梵字摩崖碑と国東塔が見えた。
さらに行くと懸造りの奥之院が建っている。
弘化3年(1846)に杵築藩主松平氏の寄進によって建てられた。
内部には千手観音、両子大権現・宇佐八幡、仁聞菩薩を祀っている。
裏側の洞窟内にも石仏が祀られ、不老長寿の霊水がある。
写真は道端の石仏、こういう石仏が境内いたるところにある。