山町通りは結構長い通りであり、古い建物が並ぶ。
写真は複合建築の住宅。
土蔵造りの町屋。
最後に「高岡市土蔵造りのまち資料館」に入る。
旧室崎家住宅であり、生糸や綿布の卸業を手広く営んでいた商人の家で、
明治33年の高岡大火の後に建てられた。
写真は客間。
写真は座敷。欄間が素晴らしい。
二階の展示資料のうち眼を惹いたのは高山御車山祭の解説と写真であり、
その豪華絢爛さが想像できた。
同じ山車のミニチュアが並んでいた。
山町通りから小雨が降りしきる中、高岡駅まで歩いて15分。
駅近くになると、雪国らしくアーケードが長く続いているが歩いている
人は極めて少ない。
駅で時刻表を見ると、電車発車まで30分ある。
駅周辺の地図を見ると、関野神社まで往復できそうなので急ぎ足で出か
ける。
写真はJR高岡駅前。
高岡関野神社の5月1日の「高岡御車山祭」には7基の曳山が巡る、高岡の
中心的な神社である。
広い境内の入り口には立派な鳥居。
文化3年(1806)に現在地に遷座し、大正3年に関野神社(現熊野社)、加久弥
神社(現神明社)、高岡神社(現稲荷社)の3社が合祀されたとのこと。
関野神社は元暦2年(948)創建という古社である。
寺院の本堂のような、実に立派な拝殿であった。
また拝殿の後ろに本殿が3棟並ぶという。
祭神は国常立尊、天照大神、伊弉諾尊、稲荷大神、菅原道真、前田利長ほか。
急ぎ脚で高岡駅に戻り電車で金沢に。
同行のFさんと合流して、やはり米原回りで帰京する。
かなりきついスケジュールであり、小松地区だけは行けなかったが、
ほぼ予定どおりの寺社巡りの旅であった。
また機会を見て小松周辺を訪ねたいものであるが、、、。