国泰寺から次の武田家住宅に向かおうとカーナビに電話番号を入れると、山奥の

抜け道に入って行く。倒木もありとても無理だと判断して引き返して再度ナビに

入れると、今度は平坦な道をスムーズに走ることができホッとする。

10分ばかりで田園風景の中に鬱蒼とした樹林が見えてきた。武田家住宅に到着である。

 

武田家は甲斐の武田信玄の弟信綱の子孫と伝わり、代々ここ太田村の肝煎を務め

300石という豪農であった。

武田家住宅は次に訪ねる勝興寺本堂が寛政7(1795)再建された時の木材で建て

られたと伝わり国重要文化財指定。

間口、奥行き共に21m、延床面積457㎡という大きな建物。

正面から見ると茅葺の寄棟造。

 

通用口を入ると広い土間で、左奥が台所。

 

受付の方より大変長くまた丁寧な説明を受ける。

写真は広間の棚にある提灯箱。唯一、武田家の紋が入ったものとのこと。

江戸期までは武田家子孫ということは隠していたとのことである。

 

写真は「ひろま」の天井の豪壮な組み物と竹簀子天井。

 

写真は客間。

 

写真は裏庭。

 

「ちやのま」の巨大な自在鉤には驚かされた。下げられた鉄瓶と比較して下さい。