井波瑞泉寺を出て、次は氷見市の光久寺経由で国泰寺に向かう。

今回の寺社巡りで唯一、初めての訪問は光久寺であり、茶庭が見たくなって

訪ねた次第である。

鄙びた村里の中に門を開いていた。

山門は切妻造の一間一戸薬医門。

 

右横に建っている太鼓楼は入母屋造の二階建てで花頭窓が付いている。

 

こじんまりとした境内の中央に建つ本堂は切妻造で桁行6間に一間の向拝が付く。

創建は大化年間(645650)とかなり古く、康永2(1343)に現在地に移転、浄土真宗

改宗した。大谷派の寺院で山号は風香山。

 

写真は鐘楼。

 

客殿に向かい、茶庭を拝観することに。

写真は客殿入り口。

 

茶庭の拝観をお願いすると住職が出てこられて本堂内を案内していただく。

写真は本堂内部。

 

欄間の天女をアップ。

 

やはりこじんまりとした茶庭の廊下に腰かけながら説明をして頂く。

庭園は江戸期の宝永年間(170410)に加賀藩御用造園師の駒造作、背後の丘陵を

借景とした池泉回遊式庭園。

「俯して水を聴くもよく、仰いで山を観るもよく」から俯仰園と名付けられている。

三尊石と十三重塔を配置している。

 

また向かい側に渡り廊下が通っている。

写真は渡り廊下手前から見た茶庭。

 

一周したところに茶室が建てられていた。

 

写真は客殿内の屏風。