気多大社の境内を出てすぐ左奥に神宮寺である正覚院(しょうがくいん)が門を
開いていた。
元正天皇御世の養老2年(718)に泰澄が創建し、斉衡2年(855)に亀鶴蓬莱山気多太神宮
の勅号を賜ったという古い歴史を持つ。
本堂は小振りながら気品のある佇まいである。宗派は高野山真言宗、山号は亀鶴蓬莱山。
本尊は大日如来
庫裏の意匠も凝っている。
本堂の左に護摩堂が建っている。
開かずの宮と呼ばれ、不動明王を安置している。
横には白寿観音像。
護摩堂の裏側に二階建ての楼閣が繋がっていた。
鉄筋阿弥陀堂は上品上生阿弥陀如来(国重文)を安置している。
境内には鐘楼、石仏、修行大師像などが並んでいた。
時計を見ると15時近くになっており、これから小松市に向かうと金沢市内に戻るのは19時近くになりそうなので急遽取り止めて金沢市内に戻り、明日予定していた大乗寺を訪ねることに変更して車を走らせる。