境内中央の放生池を渡って大祖堂(国登録)に。

総檜造りで道元、開祖瑩山禅師などを祀る。

曹洞宗別院であるが、横浜市鶴見に総本山を移すまではここが総本山であった。

山号は諸嶽山。元享元年(1321)に瑩山給謹が開山。

 

写真は外陣。

 

さらに右に開放的な仏殿(国登録)が建っており間口20m、奥行き16,3mと大きいお堂で

大正元年築。

 

写真は仏殿外陣。

 

本尊釈迦牟尼如来他を安置している。

 

その先に庫裏に当たる香積台(国登録)が建つが入れない。

これらの諸堂は回廊で繋がっている。

写真は法堂と仏殿を繋ぐ廻廊から、奥の池と紫雲台の一部を写したもの。

 

法堂まで戻り、左隣に建つ納骨堂の放光堂(国登録)に。

 

内部の天井画が美しい。

 

さらに左にある伝燈院は開祖瑩山禅師の御霊を祀っている。

元禄6(1693)の再建。

その奥の慈雲閣は観音堂であり、当院最古の建造物であるが近づけなかった。

 

山門横まで戻り、廻廊伝いに僧堂(座禅堂)に。

昭和5,年の再建で火灯窓と白壁が美しい。

写真は座禅堂内部。

 

土蔵のような宝蔵では特別展をやっていたので入る。

 

さらに少し離れて白山殿(国登録)が祀られていた。

 

ここにも通用門があり、無常門と名付けられている。

 

境内は大規模工事中であるが随分と見所が多く、かなりの遠距離の中をわざわざ訪ねて

きて良かったと感謝しながら後にする。

それにしても前回来た時の記憶がおぼろげなのに今更ながら愕然とする。