大阪駅から内回りで天王寺駅に、近鉄南大阪線に乗り換えて藤井寺駅に到着。
地図に出ていた北口の万葉歌碑を探すが、誰に聞いても判らず観光案内所でも知らない
とのことなので諦める。
いかにも大阪らしい藤井寺商店街を南に歩いてゆく。
商店街のアーケードが終わったところに古い民家。
左手に葛井寺の西門(国重文)が門を開いている。
慶長6年(1601)に秀頼によって再興されたものを移築。
その左手の商店街に面して地蔵堂が建っている。
境内に入ると、藤棚と西国三十三ケ所霊場の石仏が点在していることで知られる。
西門に並んで弁才天、三十番竹生島宝厳寺と碑が立っている。
また西門を入ったすぐに、左から子育て地蔵尊、高野山奥の院、二十六番法華寺、
二十四番中山寺が並ぶ。
そのすぐ右隣に宝蔵、さらに護摩堂が並んでいる。
写真は宝蔵。
護摩堂は享保8年(1723)築。
その隣に本堂が建っている。
宝暦3年(1753)上棟の棟札が残る。
真言宗御室派の寺院、山号は紫雲山。
創建は神亀2年(725)に聖武天皇の勅願で行基が開基。
手前の永代常夜灯燈は文政8年(1825)造。
内部には十一面千手千眼観音像(国宝)が名高いが、この日の拝観は残念ながら
不可であった。
西国三十三観音霊場5番札所でもある。
本堂の外陣をアップで。