JR天理駅から奈良線に乗ってJR柳本駅前から東に真っすぐに続く道を歩き、

169号線の信号を横切って懐かしい長岳寺に向かう。

「山の辺の道」の案内板のあるところが境内入り口でありなかなか風情のある風景。

天長元年(824)に淳和天皇の勅願により弘法大師が大和神社の神宮寺として創建された。

最盛期には塔中四十八坊、衆徒300余名を数えたという。

 

入ると右手に石地蔵がびっしりと並ぶ。

 

寛永17(1640)築の大門が建っている。

 

続いて生垣や雑草地を見ながら参道を進む。

 

左折しさらに右折すると受付があった。

呼び鈴を鳴らして拝観することに。

前回訪ねた時に名物「三輪そーめん」を食べたことをふと思い出す。

 

まず受付のある庫裏(国重文)延命殿(国重文)を拝観。

庫裏は四十八坊あった中で唯一残っている地蔵院を転用している。

寛永7(1630)築で室町時代の書院造りの様式を残している。

 

また庭園も小さいながら美しい。

 

庫裏の持仏堂には普賢延命菩薩が祀られており、二間四面の桃山風なお堂。

 

写真は外から白塀に囲まれた持仏堂の屋根の遠景。

 

さらに楼門(国重文)が建っている。

創建当初からの唯一の建造物であり、日本最古の鐘楼門。