旅の三日目18日は、久しぶりに奈良「山の辺の道」の石上神宮と長岳寺を訪ねることに。

京都駅から近鉄電車に乗り平端駅乗り換えで天理駅に。

駅前からはタクシーで石上神宮に直行する。

当初の予定では石上神社から「山の辺の道」を歩いて長岳寺まで行き柳本駅から戻るという

プランを立てていた。

ただ天気予報では午後からかなり雨の確立が高く、また昨日の飲み過ぎで体がだるいため、

石上神社から歩いて天理駅に戻り、JR線に乗って柳本駅でまた下車して長岳寺を訪ねると

いうコースに急遽変更する。

 

石上神宮は神武天皇が即位された時に宮中に祀られ、崇神天皇7年にここに移されたという

日本最古の神社の一つであり、武門の棟梁である物部氏の総氏神としても知られる。

写真は参道入り口の大鳥居前。

 

左手に柿本人麿の歌碑が立っている。

「をとめらが神布留山の瑞垣の 久しき時ゆ 思ひきわれば」 万葉集巻4

 

左手に参集殿と社務所。

 

写真は参道奥。

 

この辺りに鶏が数羽、歩き回り鳴いていた。

境内の人気者で約30羽が放し飼いされている。

鶏は古代より暁に時を告げる鳥として神聖視され、神様のお使いともされている。

 

真っすぐに参道を行くと、左手に楼門(国重文)が建っており、文保2(1318)築。

 

左右に西廻廊、東廻廊が続いている。

 

拝殿(国宝)は入母屋造の檜皮葺、永保元年(1081)に白河天皇が神嘉殿を寄進したもの。

 

本来は本殿が無く、拝殿後方の禁足地とし、その中央に主祭神が埋斎されていた。

明治7年に禁足地が発掘され、大正2年に本殿が建てられた。

今は跡石があるが周囲を回ってみたが入れなかった。

祭神は布都御魂大神、布留御魂大神、布都斯魂大神。

もう一枚、拝殿を斜め前から、後ろに本殿が見える。